1990年に創設。2006年にアスルクラロ沼津へ名称を変更した。「アスルクラロ」はスペイン語の青（azul）と明るい（claro) に由来する。2013年にJリーグ準加盟クラブとして承認され、2017年にJリーグに入会した。
エンブレムは、盾形の上部に空を表すクラブカラーの水色、下部に沼津の頭文字 “N” と富士山を表した白の山型に、海を表現した紺色のライン。エンブレムは水色に白抜きで「アスルクラロ」の頭文字 “ac” と、紺色に白抜きで「azul claro」、山型は右上がりに伸びたデザインであり、「日本一の富士山よりも高い日本一に、そして世界へのスポーツクラブを目指す」というメッセージが込められている。
クラブマスコットはライオンがモチーフのアスルくんで、2023年5月3日に誕生した。

2024年4月28日(日)はホーム・東大阪市花園ラグビー場にアスルクラロ沼津を迎え、2024明治安田J3リーグ第11節が行われる。FC大阪はここまで5勝4分1敗の勝点19で4位、沼津は6勝2分2敗の勝点20で2位につけている。
開幕から3連勝、その後4試合連続スコアレスドローで来ていた中で、第8節の大宮アルディージャ戦で今季初黒星。しかし、直後のヴァンラーレ八戸戦、いわてグルージャ盛岡で連勝として勢いを取り戻している。リーグとしては連勝できているが、先週行われた大阪サッカー選手権(天皇杯大阪府予選)の準決勝では、桃山学院大学に2-3で敗れた。
大嶽直人監督は、「ミスが重なって敗れてしまったが、しっかり次へ繋げて。リーグ戦へ向けてはしっかり集中できる」と話す。

この試合の注目はFW田中直基。前回の花園での八戸戦で、チームの6試合ぶりのゴールを挙げた。また、同試合で田中はJ通算100試合出場を達成。自身の節目に花を添えるゴールとなった。今節の対戦相手の沼津には2020年まで所属。田中は「自分をJリーガーにしてもらったクラブ。昨季の対戦でも得点を決めているので、今季もゴールを決めて恩返しをしたい」と話す。チームトップタイの2ゴールを挙げている右足に今節も期待しよう。

警戒プレイヤーは沼津のFW和田育。ここまでリーグ2位の7ゴールを挙げている。またゴールを奪っている試合では4試合中3試合で2ゴールをマーク。FC大阪勝利のためには注意が必要だ。